人やペットの遺骨を粉にする「粉骨」は、
近年特に需要が増えてきました。
散骨をするには必ず粉骨する必要がありますし、
最近注目の手元供養もお遺骨を粉にしてペンダントや
綺麗な入れ物に入れて、故人やペットの遺骨を身に付けたり、
身近な所に飾っているのです。
また、お墓の納骨室に入らない場合には、
粉骨して小さな骨壷に入れれば解決しますし、
お墓を買う予定のない方が、大きな骨壷では圧迫感があるからと
粉骨しているのです。
ペット葬祭では、亡くなったペットを火葬した後に、
自分で散骨するからと粉骨を依頼することが多く、
ペンダントがあれば、同時に購入することがよくあるのです。
葬斎場では付加価値のあるサービスとして粉骨が人気です。
そして散骨業をする人には日常の必需品なのです。
わが国では人口減が確実なものとなり、少子高齢化や
核家族化は加速的に進行しています。
今後はお墓に入れない、入りたくないという人がますます増え、
お遺骨をどうするかという問題が深刻なものとなるのです。
斎場で火葬された遺骨を骨壷に入れて持ち帰るというスタイルは
完全に定着していますので、そう簡単には変わりません。
粉骨はますます重要な葬祭サービスとなるのです。